年齢を重ねると、体を動かしづらくなったり、頭が働きにくくなったりして、人の支援や介護がなくては生活が難しくなることがあります。家族に介護を頼める人がいない場合、介護施設に入所して介護サービスを受けるケースが多いです。施設の入所というと、集団生活を想像する方がほとんどでしょう。しかし、中には人付き合いが苦手で、集団生活をしたくないという方もいます。そのような方は、サ高住、つまりサービス付き高齢者向け住宅をおすすめします。
サ高住の特徴
例えば、足の上げ下げをしにくい高齢者は、高い段差があるとつまずきやすいです。また、転倒によって大ケガをする危険性があるため、なるべく転倒しないような作りの住宅に住むことが望ましいです。サービス付き高齢者向け住宅は、居室が25㎡以上で、かつバリアフリー化されていることが原則です。高齢者にとって暮らしやすく、ケガの心配をせずに生活できる賃貸住宅です。
1番の強みは、集団生活をしないで、自宅のような生活を送れることです。起床時間や就寝時間、食事の時間、趣味の時間などが他の入所者によって左右される入所型の施設と大きく異なる部分です。1人での生活が向いているという方は、サービス付き高齢者向け住宅のほうが適しています。しかし、「介護が必要なのに1人暮らしで大丈夫か？」と疑問を持つ方もいるでしょう。その点に関しても心配ありません。必要な介護に関しては、訪問介護のような外部のサービスを利用することができます。また、一部のサービス付き高齢者向け住宅は、介護や生活支援のサポートをするスタッフが常駐しています。そのような場所ならば、介護の必要性が高い方でも住むことができます。
サ高住で提供されているサービス
サービス付き高齢者向け住宅で一般的に提供されているサービスは、「安否確認」と「生活相談」の2つです。この他、追加の契約をすることで、施設によってはホテルのフロントのような来客や宅配、送迎への対応や、定期的な往診、訪問診療などの様々なサービスを受けることができます。このように、必要に応じて利用するサービスを追加することができるのもサービス付き高齢者向け住宅の特徴です。これにより費用を必要最低限に抑えることができます。ただし、これはあくまで一般型のシステムで、介護型の施設では元々介護サービスが充実しているため、初期費用や月額費用は割高になります。
こちらのようなサ高住などの介護施設を探せるサービスを利用することで、自分にあった施設を見つけられるでしょう。サービス付き高齢者向け住宅に限らず、老人ホームのような集団生活を送る介護施設も探せます。また、こちらは、無料で施設探しの相談に乗るサービスも提供しています。相談員が全国から、相談者により適した施設を探してくれるため、介護施設を探す際の負担が軽減できるでしょう。最適な施設に暮らしやすくなるというメリットもあるため、ぜひご利用ください。