認知症が進行すると、日々の生活を一人では行うことができず介護が必要になってしまいます。認知症は一度発症すると二度と元に戻らないと言われていますが、早い段階で適切な治療を行えば進行を遅らせることもできます。そのためには初期症状を見逃さず家族が気がつくということが大切です。しかし、認知症の初期症状と老化現象なのかの違いを見分けるのは難しいもので、物忘れも一時的なものとそのままにしていまい、気がついたときには進行しているケースも多くあります。物忘れは誰にでもあることですが、頻度が増える場合は注意が必要です。
また、同時期から待ち合わせの時間を間違えたり、怒りっぽく頑固になったり、単純な計算や作業に時間がかかるなど見られる場合は、初期症状である可能性があります。見た目の変化としては洋服に気を使わなくなり、同じ服やだらしない服装になったりなどが見られます。精神的な変化では、うつっぽくなったりひどくなると幻覚や妄想などが現れることもあります。
認知症は脳の萎縮が原因で起こり、様々な症状を引き起こします。特に体は元気で何でも出来るので、外に出て帰って凝れなくなったり、事故にあうケースもあります。早めの治療を行うことで、進行を遅らせることが可能ですので気がついたらすぐに専門医に相談しましょう。