たばこをやめたい人に向けた医療的処置

近年、タバコをやめる人が増えてきています。これを、医療によってやめる方法があります。それが、禁煙外来です。タバコはニコチン依存症という病気ということが認証されています。健康保険証を使って治療を受けることが可能になりました。まず、ニコチン依存症であるかどうかのテストを行います。次に、息の中にタバコによる有害物質がどれくらい含まれているのかをチェックし、たくさん含まれていれば、禁煙をいつから始めるのか宣言していただきます。

そこで、医師とどのような治療を行うのか、薬の量などを相談していただき、禁煙補助薬を使って禁煙を開始します。禁煙補助薬は主に3つあり、ニコチンを含まない飲み薬、ニコチンガム、ニコチンパッチがあります。健康保険証が使えるのは、ニコチンを含まない飲み薬と、ニコチンパッチです。ニコチンガムは薬局などに売っています。

ニコチンを含まない飲み薬は、タバコによるニコチン切れのイライラや、ニコチン切れの離脱症状が軽くなります。お肌の弱い人でも使えますし、色々な利点がります。また、ニコチンパッチやニコチンガムは、人に気が付かれにくい利点があります。肌に張るだけなので、手軽で簡単です。ニコチンガムは、タバコが吸いたくなったら噛むという風に気軽に用いることができます。

禁煙外来は、12週間が基本です。そのうち、5回の診療をすることになっています。医師としっかり相談しながら、自分に合った方法で禁煙をしていきます。禁煙をするということは、自分の健康だけではなく、家族の健康にもつながります。ただし、禁煙外来が終わったからと言って禁煙が成功したとは言えません。長く続くように自分自身でしっかり管理していきましょう。